ボール材質

★玉軸受用鋼球(JIS1501)SUJ―2

主にボールベアリングに使用します。

又、耐摩耗、耐過重に優れているので産業機械の回転部などに適しています。

硬さHRC62〜67

等級                                     単位:μm

等級

直径不同

(最大)

真球度

(最大)

表面粗さRa

(最大)

ロットの直径の相互差(最大)

0.08

0.08

0.012

0.13

0.13

0.13

0.02

0.25

10

0.25

0.25

0.025

0.5

16

0.4

0.4

0.032

0.8

20

0.5

0.5

0.04

28

0.7

0.7

0.05

1.4

 

 

★炭素鋼球(JIS G3507−2)SWCH

主にキャスター、コンベアー、軽荷重の回転部分などに適しています。

 

等級                            単位:μm

等級

直径の寸法差

直径の相互差

真球度

SA

±

±

±

15

15

特級

±40

30

30

 

 

★ステンレス鋼球マルテンサイト系SUS440C

 

マルテンサイト系ステンレス鋼SUS440C

主に耐蝕、耐摩耗性に優れているので軸受、バルブ、光学機器などに適しています。

精度は、玉軸受用鋼球と同じです。

 

ステンレス鋼球オーステナイト系SUS304

オーステナイト系SUS304

主に、耐蝕性に優れているのでバルブなどに適しています。

 

★セラミック球

特性表

材料名

密度(gCm㎥)

硬さ(HV)

特徴

アルミナ

3.6〜3.9

2000〜2100

常温強度、耐蝕性、電気絶縁性に優れている

窒化ケイ素

3.22〜3.35

1600〜2100

熱膨張系数が小さく、耐熱衝撃性に優れている

炭化ケイ素

3.10〜3.15

2000〜2500

高温域での機械的強度の低下が小さく、耐熱性に優れている

ジルコニア

6.00〜6.08

1300〜1500

高融点を持ち、化学的安定性に優れ、熱伝導性が低い

 

★真鍮球

耐錆に優れているのでバルブなどに適しています。

 

★プラスチック球

ナイロン・ジュラコン・テフロン・ポリプロピレン・ポリエチレン

軽量性・耐薬品性・電気絶縁性・弾性・耐摩耗性を生かし、バルブ、軸受などに適しています。